子供がかぜで発熱して、病院を受診したとき、処方されることがある解熱鎮痛薬が「アンヒバ坐剤」です。
処方せん用医薬品「アンヒバ坐剤」と同じ成分を配合している市販薬を紹介します。
有効成分”アセトアミノフェン”
「アンヒバ坐剤」の有効成分は”アセトアミノフェン”です。
「アンヒバ坐剤」と同一有効成分を配合している市販薬(坐薬)が「こどもパブロン坐薬」です。
「こどもパブロン坐薬」の特徴や選び方などについては、こちらの記事にまとめています。
“アセトアミノフェン”配合の解熱鎮痛薬の飲み薬(内服薬)に、「カロナール」という処方薬があります。
「カロナール」と同じ市販薬については、こちらの記事にまとめています。
坐薬の解熱鎮痛薬を使用する主な対象者は、乳幼児になろうかと思います。
坐薬のいいところ
乳幼児が熱にうなされると、泣きじゃくって、薬を飲むどころではなくなることが想定されます。
夜中にこのようなことになると、介助する親御さんの負担も大きくなります。
また、そもそも薬を口から飲むことができない月齢の場合もあるでしょう。
坐薬の良いところは、子供が泣こうが喚こうが”肛門に挿入しさえすればいい”という点です。
薬が効き始めて熱が下がれば、子供さんの機嫌が戻ることもあるでしょう。
38℃を超えたら解熱薬を使用
一般的に、解熱薬(熱さまし)は体温が38℃を超えたときに使用すると良いと言われています。
ただし、本人に食欲など元気がある場合は使う必要は必ずしもありません。
逆に、38℃を下回る場合でも、熱によってつらそうな様子のときには、解熱薬を使用しても構いません。
あくまで38℃というのは目安です。
絶対的なものではないので、お子さんの様子を見極めることが何よりも大事です。
まとめ
ここまで、「アンヒバ坐剤」と同じ市販薬として「こどもパブロン坐薬」を紹介しました。
坐薬のいいところは、”子供が泣こうが喚こうが肛門に挿入しさえすればいい”という点です。
子供は思いがけず発熱することがあります。
病院を受診することができない場合もあるでしょう。
子供さんがいるご家庭の親御さんは、万が一のときに備えて、「こどもパブロン坐薬」を揃えておくと、役に立つ機会もあるかもしれません。