肌の弱いお子さんの場合、乾燥肌などの肌トラブルに悩まされることもあるでしょう。
ここでは、子供でも安心・安全に使用できる市販の保湿剤を紹介します。
子供の乾燥肌にはこの保湿薬
市販されている保湿剤に使用されている保湿成分は主に次の2種類です。
<代表的な保湿成分>
●ヘパリン類似物質:刺激性なし
●尿素:刺激性あり
どちらも優れた保湿薬です。
この2種類の違いとして、刺激性の有無が挙げられます。
ヘパリン類似物質には刺激性がなく、尿素には刺激性があります。
子供にとって、使用感は特に重要だろうと思います。
尿素配合保湿剤を使用すると、患部にひっかき傷などがあるなど、肌の状態によっては”チリチリ”とした刺激感を感じることがあります。
このチリチリとした刺激感を子供は嫌って、塗られることを嫌がる可能性も考えられます。
したがって、子供の乾燥肌に対しては、”ヘパリン類似物質”を配合した保湿剤の使用を優先したほうが良いかと考えています。
ちなみに、”ヘパリン類似物質”を配合した保湿剤は処方せん用医薬品としても使用されています。
その代表的な商品が「ヒルドイド」です。
“ヘパリン類似物質”配合の保湿剤
ヘパリン類似物質を有効成分とする市販の保湿剤として、次の商品が販売されています。
●HPクリーム・ローション
広範囲に保湿剤を塗る必要がある場合には、ローション剤のほうが使いやすいでしょう。
「HPクリーム・ローション」の特徴や選ぶポイントなどの詳細については、こちらの記事にまとめています。
“かゆみ”があるときはこの商品
カサカサした乾燥肌症状だけでなく、かゆみも訴えている場合には、かゆみ止めが配合されている商品の使用が適切です。
かゆみ止めも配合したヘパリン類似物質保湿剤として、「フェルゼア ヘパキュアクリーム」という商品が販売されています。
●フェルゼア ヘパキュアクリーム
「フェルゼア ヘパキュアクリーム」の特徴や選ぶポイントなどの詳細については、こちらの記事にまとめています。
乾燥肌にならないための注意点
そもそも乾燥肌にならないために、次のような生活習慣は見直しが必要です。
●熱いお風呂に入る
●石けんでゴシゴシ体を洗う(こする)
乾燥肌は皮脂欠乏症と言うこともできます。
過度に清潔を保とうとすると、肌にとっては逆効果となることもあります。
大人が使用しても良い
当記事においては、子供の乾燥肌への使用を中心に文章を書いています。
しかし、大人が使用しても全く問題ありません。
年齢を重ねると肌が乾燥する傾向になりがちです。
上述してきたような症状に合致する方は、”ヘパリン類似物質”配合保湿剤の使用を検討ください。
まとめ
ここまで、子供の乾燥肌に最適な市販の保湿剤を紹介してきました。
子供の乾燥肌に対しては、刺激性がない”ヘパリン類似物質”配合の保湿剤が最適だろうと考えます。
尿素のチリチリとした刺激感を嫌って、子供の場合、塗られることを嫌がる可能性が考えられるからです。
当記事では、以下2商品を紹介しました。
<ヘパリン類似物質単独>
●HPクリーム・ローション
<ヘパリン類似物質+かゆみ止め>
●フェルゼア ヘパキュアクリーム
かゆみを伴う乾燥肌の場合には、かゆみ止めも配合されている「フェルゼア ヘパキュアクリーム」を使用ください。
“ヘパリン類似物質”配合の保湿剤は刺激性がないので、子供からお年寄りまで、皮膚の状態をさほど気にすることなく使用できます。
大人の方であっても、乾燥肌にお悩みの方は、使用を検討ください。
●HPクリーム・ローション
●ローション剤
●フェルゼア ヘパキュアクリーム