赤ちゃんや子供は、大人より体温が高く、汗をかきやすくあります。その上、よく動き回ります。
親御さんがいくら気を配っていても”あせも”になってしまうことはあるでしょう。
あせもを放って、とびひとなってしまうと厄介です。
そうならないためにも、「あせもかな?」と思ったら、薬の力を借りて素早く治してあげましょう。
あせもに対する一般的な対処方法については、こちらの記事にまとめました。
汗を拭く、流す、着替える
まず何よりあせもにならないことが重要です。
あせもにならないための予防法は、ごくごくありふれたことです。
・汗を拭く・流す
・着替える
・エアコンなどで室温管理
赤ちゃん・子供が汗をかいていたら、拭いてあげましょう。汗の量が多いとき、時間が許せば、シャワーなどで流して、着替えさせてあげましょう。
そして、汗をひどくかかないように、エアコンなどで室温を管理しましょう。
これらは、あせもの予防法であるとともに、ひどくならないためにも重要なことでもあります。
あせも治療薬(市販薬)
あせもができてしまったときの市販の治療薬を紹介します。
治療薬として、ステロイド薬を配合しているかどうかという点で大きく2つに分けて紹介します。
ステロイド薬には、あせものかゆみ・赤み(炎症)を鎮める作用があります。
<ステロイド薬配合>
●セロナ・ロコイダン
●コートfMD
<ステロイド薬なし(ノンステロイド)>
●ポリベビー
●ムヒベビー
あせもを素早く治すなら、ステロイド外用薬です。
患部の範囲が小さく、広がっていないまたは顔や陰部周辺が患部の場合などにおいては、ステロイド薬を配合していないノンステロイド外用薬でも良いでしょう。
セロナ・ロコイダン
赤ちゃん・子供にも安全に使えるステロイド外用薬です。
顔・体・手足・おしりなど体のあらゆる部分に塗ることができます。
ともに、同じ有効成分”ヒドロコルチゾン酪酸エステル”を配合している商品です。
配合されているステロイド薬は、処方せん用医薬品としても使用されています。
処方せん用医薬品で代表的な商品「ロコイド」と同じ成分が「セロナ・ロコイダン」には配合されています。
コートfMD
先に紹介した「セロナ・ロコイダン」よりも優しい有効成分が配合されている商品が「コートfMD」です。
「コートfMD」も、顔・体・手足・おしりなど、体のあらゆる部分に塗ることができます。
ポリベビー
ステロイド薬を配合していないノンステロイド外用薬です。
かゆみ止めの成分に殺菌剤、軽い炎症止めが配合されている商品です。
ムヒベビー
「ムヒベビー」も、ステロイド薬を配合していないステロイド外用薬です。
「ポリベビー」同様、かゆみ止めの成分に殺菌剤、炎症止めが配合されている商品です。
赤ちゃんに使うときは、刺激性が少ないクリーム剤の使用が適当でしょう。