【市販薬】咳止め・痰切り薬の違いと選び方~「新フステノン・エスエスブロン」を中心に~

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咳止め・痰切り薬の違いと選び方・選ぶポイントを紹介します。

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そもそも”咳”はなぜ起こる?

そもそも

“咳”はなぜ起こるのでしょう?

一言で言えば、咳は“異物を排除する”ための生体防御反応です。

異物とは、肺や気管に入り込んできたほこりや煙、カゼのウィルスなどが該当します。

そもそも”痰”はなぜ出る?

次に”痰”の役割を考えてみます。

気道には粘液が存在します。

その粘液はウィルスや細菌・ほこりといった外からの異物を絡め取る役割を果たします。

その粘液が”痰”です。

痰の量が増えてくると咳の役割によって体外へ排出されることとなります。

咳・痰は無理に鎮めるものではない

上述したように、咳は異物を体外へ排出するための生体防御反応です。

痰も同様です。

本来なら、人間に備わった防御反応を薬で止める必要はありません。

ただし、咳がひどい場合は日常生活に支障をきたします。

必要最低限の薬を利用して咳や痰を改善することはメリットが大きいと考えます。

当記事で紹介する”咳止め・痰切り”の市販薬は以下の商品です。

●新フステノン

●新エスエスブロン錠エース

●ミルコデ錠A

続いて、各商品の違いと選び方・選ぶポイントなどについて紹介します。

基本的には「新フステノン」または「新エスエスブロン錠エース」

せき たん 新フステノン

「新フステノン」または「新エスエスブロン錠エース」は、一般的な咳止め・痰切りの薬になろうかと思います。

ちなみに「新フステノン」と「新エスエスブロン錠エース」は異なるメーカーが販売していますが、有効成分とその配合量は全く同じです。

配合されている有効成分の役割は次の通りです。

<有効成分>

・ジヒドロコデイン:せき止め

・カルボシステイン:去痰薬(たん切り)

・メチルエフェドリン:気管支拡張薬

・クロルフェニラミン:抗ヒスタミン薬

咳だけ止めて痰の排出が困難にならないように、去痰薬が配合されています。

そこに、気管支を広げて呼吸を楽にする成分である”メチルエフェドリン”が配合されています。

さらに、”クロルフェニラミン”という抗ヒスタミン薬が配合されています。

抗ヒスタミン薬は一般的にアレルギー対策(花粉症など)のために使われる成分です。

ここでは、アレルギー性の咳に対応するために配合されています。

しかしながら、咳やたんと同時に、くしゃみ・鼻水などの鼻症状も軽減されるかもしれません。

喘息のような症状がつらいときは「ミルコデ錠A」

「ミルコデ錠A」は処方せん用医薬品でも使用されている”テオフィリン”を配合している商品です。

「新フステノン」・「新エスエスブロン錠エース」と「ミルコデ錠A」の効能・効果を比較すると、”喘息”という適応が追加されています。

テオフィリンという成分は喘息の治療薬として使われるからです。

「呼吸をするのが苦しい・咳がなかなか止まらない」と感じる場合には服用価値がある市販薬だろうと考えます。

「ミルコデ錠A」には、テオフィリン以外の有効成分も配合されています。その他の有効成分の役割は次の通りです。

・グアイファネシン:鎮咳去痰薬(せき止め・たん切り)

・メチルエフェドリン:気管支拡張薬

・生薬成分(キキョウ・セネガ・カンゾウ):抗炎症・去痰作用

喘息の治療は医療機関の受診を

先にテオフィリンは喘息の治療薬として使われると記載しました。

テオフィリンは喘息の治療薬として使われますが、喘息の治療目的で市販薬である「ミルコデ錠A」の服用は控えてください。

「ミルコデ錠A」はあくまでも急性の咳症状を和らげるために服用してください。

服用上の注意点

服用上の注意として、「新フステノン」と「新エスエスブロン錠エース」は”便秘と眠気”、「ミルコデ錠A」は”動悸”です。

「新フステノン」と「新エスエスブロン錠エース」に配合されているジヒドロコデインが便秘を、クロルフェニラミンが眠気(および口喝)を引き起こす可能性があります。

「ミルコデ錠A」に配合されているテオフィリンは動悸を引き起こす可能性があります。

ジヒドロコデインの便秘対策として水分摂取を心がけてください。

水分摂取は咳や痰を鎮めることにも一役買ってくれます。

副作用は必ず起きるものではありませんが、これらの薬を服用する場合は、上述した副作用も頭の片隅に置いて服用してください。

咳止め・痰切り薬まとめ

ここまで、咳止め・痰切り薬として、「新フステノン」・「新エスエスブロン錠エース」・「ミルコデ錠A」3商品の選ぶポイントや違いなどについて紹介してきました。

「新フステノン」や「新エスエスブロン錠エース」がスタンダードなせき止め・たん切りの薬になります。

一方で、「呼吸するのが苦しい・咳がなかなか止まらない」と感じる場合は、「ミルコデ錠A」を服用してみてください。

「新フステノン」・「エスエスブロン錠」・「ミルコデ錠」基本情報

最後になりましたが、「新フステノン」・「新エスエスブロン錠エース」・「ミルコデ錠」の効能・効果、用法・用量などの基本情報を紹介しておきます。

咳・痰がつらいときは「新フステノン・新エスエスブロン錠エース」

咳がつらいときも、痰がつらいときも、効果が期待できる商品が「新フステノン」と「新エスエスブロン錠エース」です。

<有効成分(4錠中)>

・カルボシステイン:250mg(去痰薬)

・ジヒドロコデイン:10mg(せき止め)

・dl-メチルエフェドリン:25mg(気管支拡張薬)

・クロルフェニラミン:4mg(抗ヒスタミン薬)

<効能・効果>

せき、たん

<用法・用量>

1日3回、以下の用量を服用

・15歳以上:1回4錠

・8歳~14歳:1回2錠

・8歳未満:服用NG

<使用上の注意>

便秘と眠気(場合によっては口渇)

“呼吸するのが苦しい・咳がなかなか止まらない”と感じる場合「ミルコデ錠A」

「呼吸するのが苦しい・咳がなかなか止まらない」と感じるかぜ症状のときは「ミルコデ錠A」です。

<有効成分(2錠中)>

・テオフィリン:100mg(気管支拡張薬)

・dl-メチルエフェドリン:12.5mg(気管支拡張薬)

・グアイファネシン:100mg(鎮咳去痰薬)

・キキョウエキス・セネガエキス・カンゾウエキス

<効能・効果>

せき、たん、喘息

<用法・用量>

15歳以上:1回2錠、1日3回服用

<使用上の注意>

動悸(が起こるかも)

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