新型コロナウイルスが蔓延したことで、私たちの衛生意識は一段と高くなりました。
そこで、手洗い・うがい、 マスク着用、さらに消毒用エタノールなどによる手指消毒などの役割が見直されました。
この記事では手指消毒などに使われる「消毒用エタノール」についてまとめます。
Contents
「消毒用エタノール」は高い
手指消毒の消毒剤としてよく使われるものが「消毒用エタノール」です。
その「消毒用エタノール」、意外と高いのです。
頻繁に手指消毒を行ったり、手すりやドアノブなどを拭いたりしていると、あっという間になくなってしまいます。
“イソプロパノール”添加で割安に
「消毒用エタノール」は高い。
そこで、「消毒用エタノール」の代替品として紹介するのが「消毒用エタノールIP」です。
「消毒用エタノールIP」には”イソプロパノール”という、これまた消毒薬として使われる薬品が添加されています。
“イソプロパノール”が添加された「消毒用エタノールIP」は「消毒用エタノール」よりも安くで手に入れることができます。
イソプロパノール添加で酒税免除
なぜ、イソプロパノールを添加しただけで「消毒用エタノール」より「消毒用エタノールIP」は安くなるのか?
そこには、酒税が関係しています。
「消毒用エタノール」には酒税が課税されます。
一方で、”イソプロパノール”を添加した「消毒用エタノールIP」には酒税が課税されません。
そのため、酒税が課税されている「消毒用エタノール」はその分高くなり、酒税が課税されない「消毒用エタノールIP」は安くなる、というカラクリです。
効果は「消毒用エタノール」と同等
「消毒用エタノールIP」は「消毒用エタノール」よりも割安ではありますが、消毒効果が劣ってしまっては本末転倒です。
しかし、「消毒用エタノールIP」の消毒効果は「消毒用エタノール」と同等と考えられています。
「消毒用エタノールIP」は、「消毒用エタノール」と同じ濃度のエタノールを含有しているからです。
安いのに効果は「消毒用エタノール」と同等「消毒用エタノールIP」
「消毒用エタノール」と「消毒用エタノールIP」の価格差のカラクリを知らずに、価格差だけを比べると「安かろう・悪かろう」と考えてしまうかもしれません。
実際には、「消毒用エタノール」と「消毒用エタノールIP」の消毒効果は同等と考えられており、その価格差は酒税対象かどうかということのみです。
“イソプロパノール”を添加した「消毒用エタノールIP」は、安いにも関わらず、優れた消毒薬であるといえます。