腰が痛い・膝が痛い、はたまた捻挫をしたときなど、湿布を使用する機会は数多くあるかと思います。
湿布を貼ったはいいが、かぶれてしまって、赤くなったりかゆくなったりしてしまったことはないでしょうか。
そのようなとき、サッと塗って、サッと治すことができる市販薬を紹介します。
かぶれ=皮膚炎
そもそも、”かぶれ”とは、「接触皮膚炎」と呼ばれ、ある刺激物が肌に触れて、それが原因で肌が炎症を起こしている状態を指します。
「湿布かぶれ」ですから、湿布が刺激物となって、肌がかぶれてしまった状態を指します。
つまり、湿布かぶれを治すためには、肌の炎症を鎮める作用がある市販薬を使用する必要があります。
素早く治すならステロイド薬
湿布かぶれを素早く治すなら”ステロイド外用薬”を使ってみましょう。
ステロイド外用薬には、“かゆみ・炎症(赤み)”を鎮める作用があります。
市販薬の中で、最も効果が高いステロイド外用薬は「ベトネベート」です。
処方せん用医薬品「リンデロンV」と同じ有効成分が配合されています。
かゆみだけ抑えるなら「レスタミン」
かゆみがさほど強くない、赤みも少ないときは、かゆみを散らしながら様子を見るという方法も1つです。
このようにかゆみを散らす(抑える)だけであれば、シンプルなかゆみ止めである「新レスタミンコーワ軟膏」を使用してみると良いでしょう。
「新レスタミンコーワ軟膏」は湿布かぶれのみならず、虫さされによるかゆみなど”かゆみ全般”に使用できます。
湿布かぶれ治療薬
ここまで、「湿布かぶれに素早く効く市販薬」の選び方や違いなどについて紹介しました。
かゆみ・赤み(炎症)が強いときは、「ベトネベート」のようなステロイド外用薬の使用が最適でしょう。
また、かゆみの程度が軽いときは、シンプルなかゆみ止めである「新レスタミンコーワ軟膏」などの使用を検討ください。
湿布かぶれによるかゆみなどの症状の程度に応じて、ステロイド外用薬・かゆみ止め、最適な市販薬を選び出してください。