飲み過ぎ・二日酔いで苦しんだ経験をお持ちではないでしょうか?
飲み過ぎ・二日酔いに効果があるとされる数少ない市販薬「五苓黄解」という漢方ドリンクを紹介します。
Contents
五苓黄解の効能・効果
<有効成分>
・五苓散
・黄解解毒湯
<効能・効果>
飲み過ぎ、吐き気・嘔吐、胃のむかつき・もたれ、胸やけなど
<用法・用量>
15歳以上:1日3回、食前または食間に服用
そもそも二日酔いとは?
アルコールは肝臓で以下のように代謝されます。
アルコール→アセトアルデヒド→酢酸→水+炭酸ガス
アルコールはアセトアルデヒドを経て、無害の酢酸に代謝されます(酢酸は最終的に水と炭酸ガスに代謝されます)
二日酔いを引き起こす元凶は、アセトアルデヒドです。
二日酔いの元凶はアセトアルデヒド
多量の飲酒により、アルコールが酢酸へ代謝しきれず、蓄積されたアセトアルデヒドが二日酔いを引き起こします。
その蓄積されたアセトアルデヒドによって、胃痛・胃もたれ・吐き気や頭痛などの二日酔い症状が表れるわけです。
ザ・二日酔い対策の薬「五苓黄解」
効能・効果を見ていただくと、飲んべえの方が”二日酔い対策”のためだけに作った薬なのではないかと疑うほどです。
五苓黄解は「五苓散」と「黄連解毒湯」という2種類の漢方薬を組み合わせた・配合した市販薬です。
五苓黄解は、“五苓散の利水作用”と”黄連解毒湯の抗炎症作用”を合わせた市販薬になります。
五苓散の利水作用
五苓散には、体内の偏った水分(アルコール)を調整する利水作用(水分調整作用)があります。
二日酔いの場合、明らかに水分過多です。
五苓散による利水作用により、飲み過ぎによる水分(アルコール)を体外へ排出を促してくれます。
この五苓散の利水作用によって、飲み過ぎによる”吐き気・もたれ、下痢、頭痛”などを改善してくれます。
黄連解毒湯の抗炎症作用
「黄連解毒湯」には、炎症を鎮める抗炎症作用があります。
二日酔いの場合、アルコールによって、急性胃炎の状態になっていると考えられます。
黄連解毒湯の抗炎症作用により、飲み過ぎによる胃の炎症を和らげてくれます。
また、「黄連解毒湯」には体にこもった熱を冷ましてくれる作用もあります。
二日酔いのとき、体が火照って暑いことがあります。この火照りを「黄連解毒湯」は和らげてくれます。
「五苓黄解」は二日酔い対策にピッタリ
五苓黄連に配合されている、”五苓散の利水作用”と”黄連解毒湯の抗炎症作用”によって、飲み過ぎ・二日酔い対策にピッタリの市販薬であることを紹介しました。
用法・用量は、1日3回食前または食間に服用と記載があります。
食前とは食事の30分前、食間とは食事の前後2時間が目安となります。
漢方薬は空腹時のほうが効果が高いと考えられています。そのため、このような服用方法となっています。
ただし、この「五苓黄解内服液」という商品は2本1セットです。
用法・用量は上記の通りですが、基本的に飲酒前・後に1本ずつ服用と考えるのが妥当でしょう。
よっぽど二日酔い症状がひどいときに、1日3回服用すれば良いでしょう。
ここまで「五苓黄解内服液」について紹介しました。
二日酔い対策には、ピッタリの市販薬です。飲む前に1本、残りの1本はポケットにでも忍ばして、飲んだ後に服用ください。
最後に、ひどく飲み過ぎてしまっては、薬も何もあったものではありません。
お酒はほどほどにされてください。
コメント
ブログ拝見させていただきました。
私もOTCもテーマの一つで、ブログを書いていきたいと考えております。
各製剤の特徴と差違を説明されてて、親切な記事と思いました。 是非、参考にさせていただきたく思います。
ハチマキさん
コメントありがとうございます。
分かりやすい記事を心がけております。
ご参考になれば、幸いです。