【痛み止め市販薬】「イブ」シリーズの違いと選び方~ブルフェンと同じ市販薬~

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頭痛

「イブ」シリーズの違いや選び方・選ぶポイントなどを紹介します。

「イブ」シリーズには以下6種類の商品が販売されています。

●イブ

●イブA錠

●イブA錠EX

●イブクイック頭痛薬

●イブクイック頭痛薬DX

●イブメルト

「イブ」シリーズの服用対象年齢は6商品ともに、15歳からとなります。

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「イブ」シリーズの違い~成分比較~

「イブ」シリーズの違いを確認するために、配合されている有効成分を比較してみます。

    イブ イブA錠 イブA錠EX イブクイック頭痛薬 イブクイック頭痛薬DX イブメルト
    2錠中 2錠中 2錠中 2錠中 2錠中 1錠中
解熱鎮痛薬 イブプロフェン 150mg 150mg 200mg 150mg 200mg 200mg
鎮痛補助薬 アリルイソプロピルアセチル尿素 60mg 60mg 60mg 60mg
無水カフェイン 80mg 80mg 80mg 80mg
制酸剤 酸化マグネシウム 100mg 100mg
服用回数限度 3回 3回 2回 3回 2回 2回
服用間隔 4時間 4時間 6時間 4時間 6時間 6時間

「イブ」を基準に、他5商品を比較すると、違いが分かりやすいのではないかと思います。

「イブ」を比較基準にして、有効成分の違いを簡単にまとめると次のようになります。

●イブ

イブプロフェン単独

●イブA錠

鎮痛補助薬追加

●イブA錠EX

鎮痛補助薬+イブプロフェン増量

●イブクイック頭痛薬

鎮痛補助薬+制酸剤配合

●イブクイック頭痛薬DX

鎮痛補助薬+制酸剤配合+イブプロフェン増量

●イブメルト

イブプロフェン200mg配合(水なしでも服用OK)

続いて、各商品の特徴を紹介します。

シンプルな痛み止め「イブ」

解熱鎮痛薬”イブプロフェン”のみを配合した最もシンプルな商品が「イブ」です。

鎮痛補助薬を配合「イブA錠」

鎮痛効果を高めるために「イブ」に鎮痛補助薬を追加で配合した商品が「イブA錠」です。

「イブA錠」には、解熱鎮痛薬”イブプロフェン”に加えて2種類の鎮痛補助薬が配合されています。

・イブプロフェン(150mg):解熱鎮痛薬(痛み止め・熱さまし)

・アリルイソプロピルアセチル尿素:鎮痛補助薬

・無水カフェイン:鎮痛補助薬

「イブA錠」には解熱鎮痛薬として”イブプロフェン”が150mg配合されています。

イブプロフェン増量「イブA錠EX」

「イブA錠」と比べると、解熱鎮痛薬”イブプロフェン”の配合量が200mgに増量されています。

つまり、「イブA錠」よりも鎮痛効果を高めた商品と言えます。

鎮痛薬としては、「イブA錠」もしくは「イブA錠EX」2つの商品から基本的に選べば良いかと考えます。

というのも、次に紹介する「イブクイック頭痛薬」・「イブクイック頭痛薬DX」との違いは、制酸剤が配合されているかどうかだけです。

痛みを抑えるという鎮痛薬の役割とは、別のものになるからです。

とは言え、痛み止め服用による胃腸障害の副作用が気になる方には、1つの選択肢にもなろうかと考えます。

制酸剤配合「イブクイック頭痛薬」

「イブクイック頭痛薬」は「イブA錠」と比べると、”酸化マグネシウム”が追加で配合されています(イブプロフェンの成分量は同じです)

酸化マグネシウムの役割は制酸作用にあります。

イブプロフェンなどの痛み止め(NSAIDsといいます)は、胃へ負担をかけます。

胃への負担軽減を目的として酸化マグネシウムが配合されているのです。

制酸剤+イブプロフェン増量「イブクイック頭痛薬DX」

「イブクイック頭痛薬EX」は「イブクイック頭痛薬」と比較して、解熱鎮痛薬”イブプロフェン”の成分量が200mg(2錠中)に増量されています(酸化マグネシウムも配合されている)

「イブクイック頭痛薬DX」の有効成分は、”イブシリーズ全部入り”といった内容となっています。

水なしでも飲める「イブメルト」

イブメルトはイブプロフェン(1錠中に200mg)のみが配合された商品になります。

他商品との違いは、水なしでも服用できる(口腔内崩壊錠:OD錠)ように工夫されている点です。

いつ・どのようなとき頭痛が襲ってくるかは分かりません。出先で手元に水などの飲料水がない場合もあるでしょう。

水なしでも服用できる口腔内崩壊錠であれば、身の回りに薬を忍ばせておけば、水をわざわざ買いに走らず、すぐに服用することが可能です(手元に水があれば、OD錠であっても水で服用してください)

このような点が、水なしで服用できる「イブメルト」のメリットになります。

また、錠剤を飲み込むのが苦手という方にも、一定のメリットになるかもしれません。

「イブ」シリーズの強さと選び方

ここまで、「イブ」シリーズ各商品の有効成分の違いや特徴などを紹介してきました。

結局、どの商品を選べば良いか?

となろうかと思います。

「イブ」は痛み止めです。

痛み止めなので、痛みを抑えてくれさえすれば、基本的にどの商品でもいいわけです。

「イブシリーズ」6商品の痛みを抑える効果(作用)の大小を、ざっくり評価すると次のようになると考えられます。

※「イブ」の鎮痛効果の大小

①イブA錠EX、イブクイック頭痛薬DX

②イブメルト

③イブA錠、イブクイック頭痛薬

④イブ

最も鎮痛効果が高い商品は、解熱鎮痛薬”イブプロフェン”が200mg配合されている「イブA錠EX」もしくは「イブクイック頭痛薬DX」です。

「イブメルト」についても、”イブプロフェン”が200mg配合されていますが、鎮痛補助薬が配合されていないので、2番目にランキングしました。

先に紹介しましたが、「イブA錠EX」と「イブクイック頭痛薬DX」の違いは制酸剤の有無です。

制酸剤は痛み止め服用による胃腸障害の副作用軽減が目的で配合されています。

そのため、痛み止め服用の目的である、痛みを抑える効果に影響を及ぼしません。

したがって、「イブシリーズ」で迷った場合には、「イブA錠EX」の服用を検討ください。

とは言うものの、痛み止め服用による胃腸障害の副作用が気になる方は、「イブクイック頭痛薬DX」の服用も検討ください。

また、水なしでも服用でき、イブプロフェンも200mg配合されている「イブメルト」についても、選択肢の1つとなるのではないでしょうか。

服用上の注意点

以下のような方は服用に際してさらに注意が必要となります。

・妊娠さん

・胃・十二指腸潰瘍既往歴がある方

・腎臓が悪い方

・15歳未満の服用NG

妊娠後期の妊娠さんの服用には注意が必要です。胎児の動脈管閉鎖症が問題となる場合があります。

また、”イブプロフェン”は胃にダメージを与えます。

そのため、胃・十二指腸潰瘍の既往歴がある方(現病歴である方も含みます)の服用は注意が必要です。

妊娠さんであれば、定期検診にかかるでしょうし、胃・十二指腸潰瘍歴がある方は食後服用を徹底することでリスクを抑えることは可能です。

そして、痛み止めは漫然と服用する薬ではありません。

つまり。服用は短期間になるはずですので、仮に服用してしまった場合も、大怪我につながる可能性は低いと考えます。

問題は「腎臓が悪い方」が服用した場合です。

腎臓が悪い方が、”イブプロフェン”のようなNSAIDsを服用すると急速に腎機能が悪化することがあります。

腎臓が悪い方の服用には、細心の注意が必要となります。注意というよりも、服用しないでください。

薬物誘発頭痛に注意

「イブ」をはじめとする鎮痛薬の連用による「薬物誘発頭痛」の問題も指摘されています。

「イブ」を服用しても頭痛が治まらないことが続いてきたら、鎮痛薬の服用を中止し、医療機関を受診することが重要です。

「イブ」シリーズまとめ

ここまで「イブ」シリーズについて、紹介してきました。

各商品の違いを「イブA錠」を基準に、簡単に比較すると、次のようになるかと考えます。

・イブ:イブプロフェン単独

・イブA錠:鎮痛補助薬追加

・イブA錠EX:鎮痛補助薬+イブプロフェン増量

・イブクイック頭痛薬:鎮痛補助薬+制酸剤配合

・イブクイック頭痛薬EX:鎮痛補助薬+制酸剤配合+イブプロフェン増量

・イブメルト:イブプロフェン200mg配合(水なしOK)

基本的には、「イブA錠」もしくは「イブA錠EX」で十分かと考えています。

「胃弱である」と自覚がある方は、制酸剤配合の「イブクイック頭痛薬」もしくは「イブクイック頭痛薬DX」を選択するといいでしょう。

万が一の備えとして、水なしでも服用できる「イブメルト」を外出先用として、身の回りに忍ばせておくことも1つの手かもしれません。

「イブ」シリーズ基本情報

最後になりましたが、「イブ」シリーズ計6種類の有効成分や効能・効果などの基本情報を紹介しておきます。

イブ

<有効成分(2錠中)>

・イブプロフェン:150mg(解熱鎮痛薬)

<効能・効果>

「イブ」に同じ

<用法・用量>

・15歳以上:1回2錠、1日3回まで服用可(服用間隔は4時間以上あける)

・15歳未満:服用NG

イブA錠

<有効成分(2錠中)>

・イブプロフェン:150mg(解熱鎮痛薬)

・アリルイソプロピルアセチル尿素:60mg

・無水カフェイン:80mg

<効能・効果>

・月経痛(生理痛)・頭痛・歯痛・咽喉痛・関節痛・筋肉痛・神経痛・腰痛・肩こり痛・抜歯後の疼痛・打撲痛・耳痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛

・悪寒・発熱時の解熱

<用法・用量>

・15歳以上:1回2錠、1日3回まで服用可(服用間隔は4時間以上あける)

・15歳未満:服用NG

イブA錠EX

<有効成分(2錠中)>

・イブプロフェン:200mg(解熱鎮痛薬)

・アリルイソプロピルアセチル尿素:60mg

・無水カフェイン:80mg

<効能・効果>

「イブ」に同じ

<用法・用量>

・15歳以上:1回2錠、1日2回まで服用可(服用間隔は6時間以上あける)

・15歳未満:服用NG

イブクイック頭痛薬

<有効成分(2錠中)>

・イブプロフェン:150mg(解熱鎮痛薬)

・アリルイソプロピルアセチル尿素:60mg

・無水カフェイン:80mg

・酸化マグネシウム:100mg(制酸剤)

<効能・効果>

「イブ」に同じ

<用法・用量>

・15歳以上:1回2錠、1日3回まで服用可(服用間隔は4時間以上あける)

・15歳未満:服用NG

イブクイック頭痛薬DX

<有効成分(2錠中)>

・イブプロフェン:200mg(解熱鎮痛薬)

・アリルイソプロピルアセチル尿素:60mg

・無水カフェイン:80mg

・酸化マグネシウム:100mg(制酸剤)

<効能・効果>

「イブ」に同じ

<用法・用量>

・15歳以上:1回2錠、1日2回まで服用可(服用間隔は6時間以上あける)

・15歳未満:服用NG

イブメルト

<有効成分(1錠中)>

・イブプロフェン:200mg(解熱鎮痛薬)

<効能・効果>

「イブ」に同じ

<用法・用量>

・15歳以上:1回1錠、1日2回まで服用可(服用間隔は6時間以上あける)

・15歳未満:服用NG

<製剤特徴>

水なしで服用できる口腔内崩壊錠(OD錠;oral disintegrant)

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