口内炎に使用される処方せん用医薬品(処方薬)が「ケナログ」です。
処方薬「ケナログ」と同じ有効成分を配合した商品が市販薬として販売されています。
当記事では、「ケナログ」と同じ有効成分を配合した市販薬を紹介します。
Contents
「ケナログ」と同じ市販薬
「ケナログ」には、有効成分として”トリアムシノロンアセトニド”が配合されています。
口内炎は、口腔粘膜や舌などが炎症を起こした疾患です。
この炎症を鎮めることを目的とした治療薬が「ケナログ」です。
「ケナログ」の有効成分”トリアムシノロンアセトニド”はステロイド薬です。
ステロイド薬には、患部の炎症を鎮める作用があります。
「ケナログ」と同じ有効成分を配合した市販薬として、次のような商品が販売されています。
・ケナログA口腔用軟膏(2018年6月で販売中止)
・トラフル軟膏PROクイック
・口内炎軟膏大正クイックケア
ケナログA口腔用軟膏
商品名もほぼ同じです。
口内炎ができた患部に直接塗り付けてください。
処方薬・市販薬ともに、2018年6月をもって、「ケナログ」の販売が中止されます。
処方薬に関しては、2019年3月(予定)までは手に入れることができますが、それ以降はできなくなります。
市販薬に関しては、購入先の在庫がなくなり次第、購入もできなくなるのでしょう。
市販薬においては、「トラフル軟膏PROクイック」や「口内炎軟膏大正クイックケア」などの代替品があります。
トラフル軟膏PROクイック
市販されている口内炎治療薬として、商品名を最も耳にする機会が多い商品でしょうか。
「トラフル軟膏PROクイック」も「ケナログ」と同じ有効成分”トリアムシノロンアセトニド”を配合した商品です。
「トラフル軟膏PROクイック」も「ケナログ」と同様、口内炎ができた患部に直接塗り付けてください。
口内炎軟膏大正クイックケア
市販品の「ケナログA口腔用軟膏」も販売中止となるとのことなので、もう1種類”フルオシノロンアセトニド”を配合した市販薬を紹介しておきます。
それが「口内炎軟膏大正クイックケア」です。
「口内炎軟膏大正クイックケア」もやはり、口内炎ができた患部に直接塗り付ける薬となります。
“貼る”口内炎治療薬
口内炎治療薬には、”塗る”治療薬の他に、”貼る”治療薬も販売されています。
配合されている有効成分は全く同じです。
違いは、塗るか貼るかです。
塗る口内炎治療薬は、患部に塗るだけなので、使用方法は貼るタイプのものより簡単です。
ただし、塗るタイプの商品には、ベトつくといった使用感の点で難点があります。
ベトつきが気になる方は、貼るタイプの治療薬を選んでください。
“飲む”口内炎治療薬
口内炎治療薬のベースは、塗るタイプ・貼るタイプの薬になろうかと考えています。
一方で、”飲む”口内炎治療薬も販売されています。
有効成分は異なるものの、塗る・貼るタイプの治療薬同様、炎症を鎮める抗炎症作用がある成分が配合されています。
口内炎の予防策
口内炎の原因ははっきり分かっていません。
原因の1つとして、ビタミン不足(特にビタミンB2)が指摘されてはいます。
市販のビタミン剤として、「チョコラBBプラス」などが販売されています。
日常生活における口内炎予防策として、次のようなことが指摘されています。
・規則正しい生活
・バランスの取れた食事
・タバコ・アルコールなどの刺激物を避ける
・口腔内を清潔に保つ
口内炎がしばしばできる方は、生活習慣の見直しも含めて対策を立ててみてください。