1日2回の服用で効く市販のかぜ薬「ルルアタックTR」の特徴と選び方、その他の商品との違いなどについて紹介します。
なぜ1日2回で効くのか?
数多くのかぜ薬が市販されています。その多くは、1日3回服用となります。
なぜ、「ルルアタックTR」は1日2回の服用で効くのか?
「ルルアタックTR」の添付文書には、次のように記載があります。
溶け方の異なる2種類の顆粒を配合した「Time-Release(タイムリリース)テクノロジー」により、1日2回の服用でイブプロフェンの効果が持続し、のどの痛みをおさえ、熱を下げます。
※「ルルアタックTR」添付文書参照
先に溶け出し、すぐに効く”速溶性顆粒”、後から溶けて、時間差で効く”遅溶性顆粒”という異なる2種類の顆粒が配合されています。
解熱鎮痛薬(熱さまし・痛み止め)”イブプロフェン”の効果持続を目的として製剤化された商品が「ルルアタックTR」ということが分かるかと思います。
この異なる2種類の顆粒が配合されていることが、服用回数が1日2回で済む答えとなります。
1日2回服用タイプなので、朝飲めば夜まで、夜飲めば朝まですぐれた効き目が持続します。
●昼間によく飲み忘れる
●忙しくて昼間は飲めない
といった方に最適なかぜ薬です。
余談になりますが、「ルルアタックTR」という商品名にある”TR”は”Time-Release”の頭文字があてられているのだろうと思います。
他の「ルルアタック」シリーズとの違いと選び方
「ルルアタック」シリーズには、「ルルアタックTR」の他にも以下3種類の商品が販売されています。
・ルルアタックEX
・ルルアタックNX
・ルルアタックFXa
「ルルアタック」シリーズの違いや選び方の詳細については、こちらの記事にまとめています。
「ルルアタックTR」と他3種類の「ルルアタック」の大きな違いは、「ルルアタックTR」の売りでもある”服用回数“です。
「ルルアタックTR」の服用回数は1日2回ですが、他の「ルルアタック」の服用回数は1日3回となります。
有効成分にも多少の違いはあり、得意とする”かぜ症状”も商品によって異なります。
つらい”かぜ症状”の種類によっては、「ルルアタックTR」以外の「ルルアタック」シリーズから選んだ場合がいいこともあるでしょう。
細かな違いや選び方については、先に紹介した記事をご覧ください。
「ルルアタックTR」基本情報
最後になりましたが、「ルルアタックTR」の有効成分や効能・効果などの基本情報を紹介しておきます。
<有効成分(2錠中)>
・イブプロフェン:200mg
・d-クロルフェニラミン:1.75mg
・ヨウ化イソプロパミド:2.5mg
・デキストロメトルファン:24mg
・dl-メチルエフェドリン:30mg
・グリチルリチン酸:13mg
・無水カフェイン:37.5mg
<効能・効果>
かぜの諸症状(のどの痛み、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、せき、たん、発熱、悪寒、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和
<用法・用量>
・15歳以上:1日2回、朝・夕食後に1回2カプセル服用
・15歳未満:服用NG
15歳未満の子供さんでも服用できる「ルルA」シリーズの違いや選び方、「ルルアタック」シリーズとの違いなどについてはこちらの記事にまとめています。