紫外線に当たると、肌にダメージを負ってしまいます。
そのため、いわゆる日焼けの他にも乾燥肌や肌荒れといった皮膚トラブルを引き起こしやすくなります。
そのような紫外線による乾燥肌・肌荒れといった皮膚トラブルに最適な保湿剤を紹介します。
“ヘパリン類似物質”配合保湿剤の使用を!
保湿薬として使用されている成分は大きく次の2種類です。
●ヘパリン類似物質(ヒルドイド):刺激性なし
●尿素:刺激性あり
どちらも優れた保湿薬ですが、2成分の違いに”刺激性“が挙げられます。
“ヘパリン類似物質”には刺激性がありませんが、”尿素”には刺激性があります。
日焼けを負ってしまった場合、肌がヒリヒリとした状態が想定されます。
このようなときに、刺激性がある”尿素”配合保湿剤の使用はオススメできません。
紫外線による乾燥肌・肌荒れのケアを行うときは、”ヘパリン類似物質”配合の保湿剤を使用しましょう。
“ヘパリン類似物質”を配合した保湿剤は処方せん用医薬品(処方薬)としても使用されています。
代表的な処方薬の商品に「ヒルドイド」があります。
炎症を和らげる作用もある
“ヘパリン類似物質”配合の保湿剤は、保湿作用だけでなく、炎症を和らげる作用(抗炎症作用)もあります。
日焼けは肌の炎症です。
保湿作用と抗炎症作用を併せ持つ”ヘパリン類似物質”配合保湿剤は、紫外線による乾燥肌・肌荒れに最適な商品と言うことができます。
“ヘパリン類似物質”配合保湿剤はこの商品!
“ヘパリン類似物質”を配合した保湿剤に「HPローション」という商品が販売されています。
クリーム剤も販売されていますが、比較的広範囲に塗ることができるローション剤のほうが、日焼けによる皮膚トラブル時には使い勝手に優れているかと考えます。
「HPクリーム・ローション」の詳細については、こちらの記事にまとめました。
保湿剤あれこれ
“ヘパリン類似物質”を配合した処方せん用医薬品に「ヒルドイド」という商品があることを紹介しました。
“ヘパリン類似物質”を配合した市販薬の保湿剤も数多く販売されています。
「ヒルドイド」と同じ市販薬として、「HPクリーム・ローション」以外にも”ヘパリン類似物質”配合保湿剤をまとめました。
予防法・日焼け治療薬はこちら
日焼けはできる限り予防するに越したことはありません。
日焼け予防については、長袖を着用するか日焼け止め(サンスクリーン)を塗るか、になるでしょう。
日焼け止めの選び方については、こちらの記事にまとめました。
日焼けの予防には努めたけれど、日焼けによって、赤く炎症を起こしてしまったときの治療薬については、こちらの記事にまとめました。