おしり(肛門)にかゆみ・痛みを感じたら「オシリア」です。
かゆみの原因となる炎症を鎮める有効成分が配合されています。
「オシリア」有効成分の役割
「オシリア」には、以下5つの有効成分が配合されています。
●ヒドロコルチゾン酢酸エステル
●ジフェンヒドラミン
●リドカイン
●イソプロピルメチルフェノール
●ビタミンE
“かゆみ・痛み”を鎮める主な役割を果たす成分は赤字の上2つです。
ステロイド薬である“ヒドロコルチゾン酢酸エステル”が”かゆみ・炎症”を鎮めます。
抗ヒスタミン薬である“ジフェンヒドラミン”も”かゆみ”を鎮めてくれます。
残り3成分の役割は次の通りです。
●リドカイン:局所麻酔薬
→かゆみ・痛みを感じにくくする
●イソプロピルメチルフェノール:殺菌剤
→患部の殺菌
●ビタミンE
→新陳代謝の活性化、皮膚の機能改善
これら5つの成分でもって、「オシリア」は”おしりのぶり返すかゆみ・痛み”に有効と謳って販売されている市販薬となります。
このような人はおしりのトラブルに注意
次のような習慣がある方は、おしりのトラブル(かゆみ・痛みなど)に注意が必要です。
●ウォシュレットでとことん洗う
●お風呂・シャワーで石けんを使ってとことん洗う
●トイレットペーパーでとことん拭く
清潔を保とうとするあまり、度を超えると逆効果です。
皮脂を過剰に落としてしまい、皮膚のバリア機能を奪ってしまいます。かゆみ・痛みがさらに悪化してしまう原因にもなります。
おしりの”かゆみ・痛み”以外の有効活用法
「オシリア」はおしりの”かゆみ・痛み”以外にも使用することができると考えます。
例えば、“かぶれ”に使用することができます。
女性の場合、生理のとき、ナプキンなどにかぶれて、かゆみを感じることがあるでしょう。
また、赤ちゃんの場合、おむつかぶれに使用することができます。
赤ちゃんの”おむつかぶれ”に対しては、できれば「オシリア」よりも優しい「亜鉛華軟膏」で対処できればベストです。
●亜鉛華軟膏
「オシリア」に配合されている有効成分は、虫さされ薬(かゆみ止め)に配合されているような成分でもあります。
おしりにこだわらず、体のかゆみ全般に対して使用することもできるでしょう。
まとめ
ここまで、「オシリア」の特徴や使い方、選ぶポイントなどについて紹介しました。
「オシリア」は、”肛門のぶり返すかゆみ・痛み”に有効と謳って販売されている市販薬です。
おしりの”かゆみ・痛み”といったトラブルはもちろんのこと、”かぶれ”などにも使用できます。
その他、おしり以外のかゆみ止めとしても使うこともできます。
おしりのトラブルのみならず、あらゆる箇所の”かゆみ”トラブルに役立つ市販薬と考えても間違いはありません。
「オシリア」基本情報
最後になりましたが、「オシリア」の有効成分や用法・用量などの基本情報を紹介しておきます。
<有効成分>
・ヒドロコルチゾン酢酸エステル(ステロイド薬)
・ジフェンヒドラミン(抗ヒスタミン薬)
・リドカイン(局所麻酔薬)
・イソプロピルメチルフェノール(殺菌剤)
・ビタミンE
<効能・効果>
きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・かゆみ・はれ・出血の緩和および消毒
<用法・用量>
1回3回まで使用できる