「パブロン」「ルル」「ロキソニンS」の価格と効果を比較~高ければよく効くわけではない~

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何かしら”モノ”を購入する際の判断基準に価格があろうかと思います。

それは、市販薬の購入においても一つの判断基準になるかと思います。

一般的に高価格のモノは高品質(高付加価値)、低価格のモノは低品質(低付加価値、お値段相応)と考えがちです。

これを市販薬に置き換えて考えるなら、高価格の市販薬は”よく効く”、低価格の市販薬は”効かない”または”効果が劣る”となるでしょう。

しかし、薬について言えば、高価格の市販薬がよく効いて、低価格の市販薬は効かないというわけではありません。

薬の場合、価格を比較するのではなく、有効成分を比較し、症状に合った有効成分が配合されているのか把握することが重要です。

症状に合った薬であれば、低価格の市販薬であっても、効果は十分期待できます。

当記事では、市販の風邪薬として「パブロン」と「ルルA」、痛み止めとして「ロキソニンS」の価格と効果を比較検討してみます。

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市販の風邪薬「パブロン」と「ルル」の価格と効果を比較

ここでは、一例として、市販の風邪薬の価格を比較してみます。

市販の風邪薬として、メジャーなブランドである「パブロン」と「ルルA」の次の2商品の価格を比較します。

・パブロンSゴールドW

1,800円/42錠→42.86円/1錠

・新ルルAゴールドs

1,680円/65錠→25.85円/1錠

※価格はメーカー希望小売価格

「パブロンSゴールドW」・「錠ルルAゴールドs」ともに、12歳から服用できる商品です。

1錠あたりの価格を考えると、「新ルルAゴールドs」のほうが安いことになります。

この2商品は、1日の服用量が異なります。

「パブロンSゴールドW」の1日服用量は6錠、「新ルルAゴールドs」の1日服用量は9錠です(15歳以上の場合)

1日服用量で価格を考えると次のようになります。

・パブロンSゴールドW:257円/day

・新ルルAゴールドs:233円/day

15歳以上の方が服用する場合、「新ルルAゴールドs」のほうが、1日あたり20円ほど安く済むことになります。

高価格の市販薬が高品質でよく効くのであれば、「パブロンSゴールドW」のほうが「新ルルAゴールドs」よりも”よく効く”ということになります。

「パブロン」と「ルルA」の有効成分を比較

薬の場合、価格ではなく有効成分を比較しなければならないと上述しました。

「パブロンSゴールドW」には6種類、「新ルルAゴールドs」には9種類の有効成分が配合されています。

配合されている有効成分を比較する限り、どちらの商品も風邪の”熱・のど(せき・たん)・はな”の一般的な症状には、まんべんなく効いてくれるはずです。

そんな中、「新ルルAゴールドs」は、数多くの有効成分が配合されている上、価格も安い商品となります。

一見「新ルルAゴールドs」は、”お得”な市販の風邪薬かと思うかもしれません。

しかし、薬の場合、配合されている有効成分が多くなれば、副作用を引き起こす可能性も高くなることも認識しておかなければなりません。

ということで、配合されている有効成分が少ない「パブロンSゴールドW」のほうが服用リスクが少ない風邪薬と言えます。

使い分けるとするなら、特に”たん”の絡みがつらいときは「パブロンSゴールドW」、特に”せき”症状がつらいときは「新ルルAゴールドs」が最適かと考えられます。

<”特に”つらい症状で使い分け可能>

・特に”たん”の絡みがつらい

 →「パブロンSゴールドW」

・特に”せき”症状がつらい

 →「新ルルAゴールドs」

「パブロンSゴールドW微粒(粉薬)」をご希望の方はこちら

「パブロン」と「ルルA」の違いや詳しい成分比較は、次の記事にまとめています。

市販の風邪薬「パブロン」と「ルルA」の有効成分を比較して、ブランドによる効果の違い、どちらがよく効くのか検討します。

市販の痛み止め「ロキソニンS」の価格を比較

もう一例、市販の痛み止め「ロキソニンS」の価格と効果を比較してみます。

処方薬「ロキソニン」と同じ有効成分”ロキソプロフェン”を配合した市販薬が「ロキソニンS」です。

市販の「ロキソニン」、「ロキソニンS」には、以下3種類の商品が販売されています。

・ロキソニンS

・ロキソニンSプラス

・ロキソニンSプレミアム

この3種類のメーカー希望小売価格は次のような記載がホームページにあります。

・ロキソニンS:648円/12錠

→54円/1回服用量

・ロキソニンSプラス:698円/12錠

→58円/1回服用量

・ロキソニンSプレミアム:698円/12錠

→116円/1回服用量

最も安い商品は「ロキソニンS」、残り2商品は同価格の設定となっています。

「ロキソニンSプレミアム」の服用量は1回2錠となるので、価格を1回服用量になおすと他商品の2倍かかることになります。

価格が高いほうがよく効くのだろう

と考えた場合、「ロキソニンSプラス」や「ロキソニンSプレミアム」を選ぶことになるでしょう。

しかし、「ロキソニンS」とその他2商品の違いはちょっとしたもので、次の通りです。

・ロキソニンSプラス

→「ロキソニンS」に制酸剤をプラス

・ロキソニンSプレミアム

→「ロキソニンS」に鎮痛補助薬をプラス

鎮痛補助薬をプラスしている「ロキソニンSプレミアム」は、「ロキソニンS」に比べ多少鎮痛効果はアップしているのでしょう。

しかし、”痛み止め”としてメインの役割を果たす”ロキソプロフェン”の配合量は同じなので、鎮痛効果はアップしたとは言え、大差はないでしょう。

「ロキソニンSプラス」については、胃への負担を減らす目的で制酸剤がプラスされているだけです。

鎮痛効果は「ロキソニンS」と同等です。

このように商品の価格ではなく有効成分を比較することで、高い・安いに惑わされることなく市販薬を購入することができます。

ちなみに、市販の痛み止め「ロキソニンS」シリーズの有効成分の違いや、それを踏まえた選び方などの詳細については、次の記事にまとめています。

処方薬「ロキソニン」と同じ市販薬「ロキソニンS」シリーズの違いや選び方・選ぶポイントを紹介します。

まとめ

ここまでをまとめると次のようになります。

「パブロンSゴールドW」のほうが20円ほど高い(15歳以上の1日服用量)

 ↓

しかし、2商品とも風邪症状にまんべんなく効果あり

 ↓

安い「新ルルAゴールドs」が効かないわけではない

(→高い「パブロンSゴールドW」が特によく効くわけでもない)

高価格の商品は「パブロンSゴールドW」となりますが、低価格の「新ルルAゴールドs」の効果に特に勝るというわけではありません。

重要なことは、症状に合った有効成分が配合されているかどうかです。

これは「ロキソニンS」においても同様です。

「パブロンSゴールドW」と「新ルルAゴールドs」を使い分けるなら、”たん”がつらければ「パブロンSゴールドW」、”せき”がつらければ「新ルルAゴールドs」となります。

当記事では、市販の風邪薬について「パブロン」と「ルルA」という、他ブランドの類似商品を例に挙げて、価格ではなく有効成分で選ぶことが重要であることを紹介してきました。

価格ではなく有効成分で選ぶことの重要性は、同一ブランドの他商品であっても同じです。

「パブロン」シリーズの違いや選び方、使い分けなどについては、こちらの記事にまとめています。

市販の風邪薬「パブロン」シリーズの有効成分・効果の違いを徹底的に比較し、「パブロン」の正しい選び方、注意すべき副作用などを紹介します。

「ルルA」シリーズの違いや選び方、使い分けなどについては、こちらの記事にまとめています。

市販の風邪薬「ルルA」シリーズの有効成分・効果の違いを徹底的に比較し、「ルルA」の正しい選び方、注意すべき副作用などを紹介します。
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