当ブログでは、以下6つのブランド22種類の痛み止めを比較・紹介しています。
●ロキソニンS
●イブ
●バファリン、バファリンルナ
●ノーシン
●セデス
●タイレノールA
Contents
痛み止めを選ぶポイントは?
やはり、痛み止めといえば「ロキソニンS」が良いのでしょうか?
まずは、「飲み慣れたものがあれば、それが一番」だと私は考えています。効くことが分かっているものを、あえて変更する必要はないでしょう。
「ロキソニンS」と「タイレノールA」
私からは「ロキソニンS」をオススメします。
同時に「タイレノールA」も揃えておけば、「ロキソニンS」の補助的な役割も果たしてくれます。
一緒に揃えておけば、市販薬の範囲内では万全の備えなのではないかと考えます。
「ロキソニンS」をオススメする理由
市販薬で使用されている主な鎮痛薬(痛み止め)成分と、その成分を配合している商品には以下のようなものがあります。
①ロキソプロフェン:ロキソニンS
②イブプロフェン:イブ
③エテンザミド:セデス
④アスピリン:バファリン
⑤アセトアミノフェン:タイレノールA
(上から鎮痛効果が高いとされる順)
上記成分の中で最も鎮痛効果が高いと考えられている成分は「ロキソプロフェン」です。
つまり「ロキソニンS」ということになります。
使用上の注意点①胃痛
痛み止めの代表的な注意点は胃痛を引き起こす可能性があるという点です。
「ロキソニンS」の鎮痛効果はこの中で一番高いですが、胃へのダメージは比較的少ないと考えられています。
鎮痛効果は高く・副作用(胃痛)は少ない、バランスが良い商品が「ロキソニンS」と言うことができます。
ただし、胃・十二指腸潰瘍の既往歴がある方は服用は慎重にならなければなりません。せめて、食後服用は徹底したほうが良いかと考えます。
使用上の注意点②その他
その他にもいくつか注意点があります。
妊婦さん、腎臓が悪い方などの服用には注意が必要です。
妊娠後期の妊娠さんの服用には、注意が必要です。胎児の動脈管閉鎖症が問題となる場合があります。
妊娠さんであれば、定期検診にかかるでしょう。万が一服用したとしてもリスクを抑えることは可能です。
問題は”腎臓が悪い方”が服用した場合です。腎臓が悪い方が、「ロキソニンS」のようなNSAIDsを服用すると急速に腎機能が悪化することがあります。
腎臓が悪い方の服用には、細心の注意が必要となります。注意というよりも、服用しないでください。
「タイレノールA」をオススメする理由
「タイレノールA」はアセトアミノフェンという解熱鎮痛薬のみを配合した商品です。
アセトアミノフェンの鎮痛効果は、上述した市販薬で使用される鎮痛薬成分の中で最も弱いと考えられます。
しかし、安全面では最も信頼できます。
鎮痛効果は最も弱いですが、解熱剤(熱さまし)としては第一選択薬として使えます。
鎮痛効果が弱いからといっても、決してゼロではありません。
発熱して体がつらいときは迷わず「タイレノールA」を服用して構いません。
ロキソニンに不向きな方でも服用OK
ロキソニンを服用するにあたり、妊婦さんや胃・十二指腸潰瘍に既往歴がある方、腎臓が悪い方の服用は注意が必要でした。
このような事例に該当する方であっても、「タイレノールA」であれば比較的安全に服用していただけます。
そういった面でも、「タイレノールA」は非常に使い勝手に優れた商品だと考えています。
「ロキソニンS」と「タイレノールA」なら併用も可
また、痛み止め同士を同時に服用することは基本的にオススメできません。胃腸障害のリスクが高まるからです(例えば「ロキソニン」と「イブ」の併用)
ただし、アセトアミノフェンなら併用も比較的安全に可能と考えます。
例えば、次のような服用方法も考えられます。
●頭が痛い:ロキソニン(orタイレノール)を服用
↓
●頭痛が治らない:タイレノール(orロキソニン)を追加で服用
どちらか一方の服用で済むことが当然ベストですが、このような服用方法も許容範囲内です。
よく効く痛み止めの選び方まとめ
ここまで、よく効く痛み止めとして「ロキソニンS」、使い勝手に優れている「タイレノールA」を紹介しました。
「ロキソニンS」と「タイレノールA」を一緒に揃えておけば、頭痛がひどい場合はもちろんのこと、発熱した場合など様々な状況に対応することが可能です。
少なくともどちらか一方を常備しておけば、頭が痛いとき・熱発したときなど万が一のとき、困らずに済みます。