下痢止めの基礎基本を紹介します。
一時的な下痢を止めるために服用する
下痢止めの薬は、一時的な下痢を止めるためだけに服用しましょう。
代表的な下痢止めとしては、次のような薬が市販されています。
●ストッパ
●ピシャット
●ピタリット
以下でも述べますが、食あたり(感染性腸炎)に伴う下痢症に対して下痢止めの服用はNGです。さらに、数週間続くような慢性の下痢については、他の病気が潜んでいるかもしれません。医療機関を受診することをお薦めします。
食あたりに伴う下痢に対しては服用NG
食あたり(感染性腸炎)に伴う下痢に対して、下痢止めの服用はNGです。
感染性腸炎に伴う下痢症状は、病原体を体外に排出するための防衛反応です。
下痢止めでその下痢症状を抑えると、病原体が体外に排出されず、腸管内に留まり続けてしまいます。
感染性腸炎を疑う場合は、下痢止めは使用せず、整腸薬を使用します。
「ビオフェルミン」や「ミヤリサン」が整腸薬に該当する代表的な薬です。
●ビオフェルミン
●強ミヤリサン
漫然と使用しない
慢性的に下痢症状が続く場合は、他の病気が潜んでいるかもしれません。
思い当たる節もなく下痢症状が続く場合には、下痢止めの服用を一度中止して、医療機関を受診しましょう。
水分補給をしっかり
感染性腸炎などで下痢症状が続くと、脱水になることがあります。
水分補給をしっかり心がけてください。ひどい下痢が続いた場合には、経口補水液の摂取をオススメします。