痛み止めについて、まとめです。
鎮痛薬成分は6種類
市販薬として使用されている鎮痛薬の成分は、おおよそ以下6種類です。
①ロキソプロフェン
②イブプロフェン
③イソプロピルアンチピリン
④エテンザミド
⑤アセチルサリチル酸(アスピリン)
⑥アセトアミノフェン
鎮痛効果の強弱についても、上述した順番になります。
使い慣れた痛み止めがベスト
鎮痛効果は有効成分とその成分量をもとに推測できます。
しかし、多くの商品で、複数の有効成分を配合しています。実感できる鎮痛効果とは一致しないかもしれません。
ということで、痛み止めを選ぶ際には、”効果が実感できている”または”使い慣れている”商品があるなら、それを選ぶのがベストな選択でしょう。
「初めて痛み止めを選ぶ」または「服用していた痛み止めが効かない」といった場合には、やはり「ロキソニンS」を私はオススメします。
胃腸障害に注意
痛み止め全般に注意が必要な副作用です。「痛み止めは食後に服用しましょう」と言われる理由です。
そんな中、アセトアミノフェンは胃腸障害は少ない(ない)と言われているので、胃腸が弱いという方は、アセトアミノフェン単一製剤を選ぶ方が得策でしょう。
「タイレノールA」がアセトアミノフェン単一製剤です。
腎障害がある方、妊婦さんは服用NG
腎障害がある方、妊娠中期以降の方は服用NGです。
痛み止めが胃腸障害を誘発することに関連して、胃・十二指腸潰瘍の方の服用もNGです。
ここに該当する方は、医師・薬剤師などの専門家に相談の上、痛み止めを服用するかどうか相談してください。
上記に該当する方でも服用出来る痛み止めは、アセトアミノフェンです。つまり、「タイレノールA」ということになります。
連用NG
痛み止めの連用は控えてください。
鎮痛薬連用による、薬物乱用頭痛の問題が指摘されています。
鎮痛薬を服用しても、症状が改善しない日が続く場合には、医療機関を受診しましょう。ひょっとすると、他の病気が隠れているかもしれません。
痛み止めまとめ
ここまで、痛み止めについて、特徴や選ぶポイント、注意点などを簡単に紹介しました。
痛み止めは、頭痛・生理痛・腰痛など、お世話になることが比較的多い薬だろうと思います。
しかし、”痛み止め”と呼ばれる商品は、多くの種類の商品が、様々な成分の組み合わせで販売されています。
「何がいいのかよく分からない」と思われても、もっともだと思います。
6つの痛み止めブランド、商品数にして22商品を見た中で、特徴ある商品を紹介します。
●ロキソニンS:鎮痛効果No.1
●タイレノールA:安全性No.1
●イブメルト:水なしでも服用可
●バファリンルナJ:お子さんでも服用可(7歳~)
上述以外の痛み止めブランドについては、こちらの記事にまとめています。
痛み止め服用にあたっては、注意点もあります。
注意点は頭の片隅に置きながら、上手に痛み止めを使用してください。